- KINTOには走行距離制限があるって本当?
- 何キロまで走れるの?制限距離を超えたらどうなる?
- 走行距離制限がある理由はなに?
実はKINTOの走行距離制限は通常利用であれば十分な設定でありほとんどの人は問題になることはありません。
なぜならKINTOは1,500㎞/月(18,000㎞/年)まで走行することが許されているから。
あなたは日本のドライバーの年間平均走行距離をご存知ですか?
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(31.2%)や「5,000km超7,000km以下」(21.8%)との回答が多くなり、年間走行距離の平均は6,186kmでした。
2021年 全国カーライフ実態調査(第1弾)~車の平均維持費と節約方法は?ほか(「2021年 全国カーライフ実態調査」より抜粋)
つまりKINTOの走行距離制限1,500㎞/月という設定はかなりゆとりがあると言えます。
とはいえ「なぜ制限があるのか」「自分が年間どのくらい走行するのかよくわからない」「他社とどのくらい違いがあるのか」などいろいろと知りたいことがあるのではないでしょうか。
私は車のサブスクの専門家として当ブログを運営しています。
これまでKINTOをはじめとする車のサブスクを徹底研究してきました。
そんな私が今回は「KINTOの走行距離制限」について解説します。
この記事を読むとKINTOの走行制限が他社と比べてどうなのか、十分なのか足りないのかがわかります。
一般論だけでなくあなたが車をどれくらい利用するのか「走行距離の目安の数字」を掴んでおくことも重要なポイントです。
それら数字の計算方法や走行距離が足りない場合の対処法までくわしく解説します。
KINTOに走行距離制限がある理由
そもそもKINTOをはじめ、「車のサブスク」にはなぜ走行距離制限が設けられているのでしょうか。
その理由は利用料を算出する上で「残価設定」という考え方が用いられているからです。
この「残価設定」という考え方を採用しているため、KINTOには走行距離制限があるのです。
KINTOの走行距離制限は長い?短い?
ではKINTOの走行距離制限1,500㎞/月という設定は他社と比べてどのくらいの違いがあるのでしょうか?
比較表形式でまとめてみました。(ロゴをクリックすると解説記事に飛びます)
サービス名 | 走行距離 |
1,500㎞/月 | |
無制限 ※乗り放題 オプション | |
無制限 | |
選択可 1,000㎞/月 2,000㎞/月 ~3,000㎞/月 | |
1,000㎞/月 | |
1,000㎞/月 ※変更可 | |
750㎞/月 |
結論から言えば、長すぎも短すぎもせずちょうど良い感じに設定されているのがKINTOです。
長距離を乗る人にとっては走行距離制限がないサービスが魅力的だと思いますし、あまり乗らない人にとっては走行距離が短くても良いので安く乗りたいと考えるはずです。
走行距離制限がどのくらいまでなら許容できるのか判断するためにはあなたの車の使い方から年間の走行距離を想定する必要があります。
あなたの年間走行距離を想定する方法
あなたの年間走行距離を想定する方法は以下の4つの利用シーンから逆算すればOKです。
- 通勤・通学に利用する場合
- 平日、近所の買い物などに利用する場合
- 休日の利用が中心の場合
- 定期的に旅行などで長距離を走る場合
これらの利用シーンから年間の走行距離を想定していきましょう。
ここから具体的な利用シーンの例と走行距離の計算方法を解説していきます。
①通勤・通学に利用する場合
まず通勤や通学に利用する場合、一般的には20~22日程度の利用が想定されます。
(週5日の勤務の場合)
通勤・通学であれば基本的に会社と自宅を往復する形になると思いますので、以下の計算で求めることができます。
自宅→勤務先への片道距離(㎞)×2(往復)×22日(日数)=1ヵ月の通勤・通学での走行距離
たとえば勤務先への片道距離が15㎞の人であれば、
15(㎞)×2(往復)×22日=660㎞/月 となります。
つまり通勤片道15㎞程度の利用でも660㎞、通勤距離が更に伸びたとしても1,000㎞想定しておけば十分であるということですね!
②平日、近所の買い物などに利用する場合
次に平日に近所の買い物などで利用する場合の計算方法です。
近場の買い物での移動距離(㎞)× 3(週3回)×4(4週)= 平日近場利用時の走行距離
近所の買い物でどのくらいの距離を利用するかは個人差があると思いますが、計算してみます。
自宅から3㎞圏内のスーパー3件を回って帰ってくる場合、だいたい10㎞程度。
1回の買い物で10㎞走ったと想定すると・・・
10(㎞)×3(週3回)×4(4週)= 120㎞/月
となります。
このくらいであれば走行距離を気にするまでもありませんね。
③休日の利用が中心の場合
都市近郊の会社に電車で通勤しているような人は休日利用が中心になりがちです。
休日利用が中心の場合の走行距離は以下のような計算方法で考えていきましょう。
休日1日での利用距離(往復)× 2(週2回休み)× 4(4週)=休日利用時の走行距離
週2回の休みに1日あたり100㎞(往復)を走った場合には、
100(㎞)× 2(週2休み) × 4(4週) = 800㎞/月
となります。
100㎞一般道を走るとなれば、車の移動だけで2~3時間要していることになります。
休みのたびに2~3時間運転している(したい)かどうかを考えてみましょう。
あなたがどの程度利用するか、想像ができるのではないでしょうか。
毎回100㎞走るかどうかは個人差がありますし、休日利用の方は基本的に走行距離を気にしなくても良いと言えますね。
定期的に旅行などで長距離を走る場合
ドライブ好きで通勤には利用していないけれど、月1~2回ドライブに出かけるというような人の場合は1,500㎞で足りるのでしょうか。
- 目安となる移動場所を定める(例:東京⇔名古屋、大阪⇔広島など)
- その距離のドライブを毎月どのくらいの頻度で行うか想定する
具体的なイメージを沸かせるために、東京⇔名古屋の往復をイメージしてみましょう。
月に2回、東京・名古屋を往復した場合には、片道350㎞×2×2=1,400㎞となります。
東京名古屋くらいの往復を2往復以上、毎月実施するという人は走行距離制限が気になってしまうタイプの人かもしれませんね。
KINTOで走行距離制限をオーバーしたらどうなる?
では万が一、KINTOで走行距離制限をオーバーしてしまったらどうなるのでしょうか。
答えは超過距離1㎞に対して11円(税込)の精算金を支払えばよいだけです。
※レクサスの場合は1㎞に対して22円(税込)ですが、現在新規申込は終了しています。
100㎞オーバーした場合、超過時の精算は支払いは1,100円です。
そもそもこれまで解説してきたように、1,500㎞/月という制限は通常使用の範囲であれば十分すぎる距離となっていますので安心です。
そう考えると走行距離制限を気にしすぎる必要はないのかもしれませんね。
この「残価設定」という考え方を採用しているため、KINTOには走行距離制限があるのです。
走行距離制限が気になるあなたにおすすめの車サブスク
とは言え、走行距離を気にしながら車に乗りたいとは思わないという人もいるでしょう。
そういう人は、走行距離制限のない「契約満了後に車がもらえるカーリース」がおすすめです。
契約満了後に車がもらえるカーリース
上記2社の特徴は、最大11年の長期契約が可能で契約満了後車がもらえる点にあります。
2社とも残価設定をしておらず、利用料を長期で支払うことで毎月の利用料を圧縮することができます。
また残価設定がないため、走行距離制限もペット不可や喫煙禁止のルールもありません。
長期契約となるため、故障に備えたメンテナンスオプションへの加入は必須です。
1台の車に大切に乗りたいあなたや1,500㎞の距離制限では足りないあなたにおすすめです。
KINTOの走行距離制限 まとめ
KINTOの走行距離制限1,500㎞/月というルールについて検証してきました。
結論から言えば、特殊な使い方をしなければKINTOの走行距離制限は問題になりません。
なぜなら通勤・通学で使っても、休日利用してもある程度のドライブまでであれば耐えられるからです。
仮に超過してしまったとしても1㎞あたり11円の支払いのみで済む上、そもそも日本人ドライバーの年間平均走行距離の約3倍まで乗る事ができることを考えると特に気にすることもないですね!
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もしどうしても走行距離や各種制限事項が気になる方は「車がもらえるカーリース(定額カルモくん/MOTAカーリース」も検討してみるといいでしょう。
以上、「【検証】トヨタKINTOの走行距離は1,500㎞/月まで!制限があっても大丈夫?」でした。