- 車のサブスクにある走行距離制限ってなに?
- 制限距離を超えたらどうなる?何キロまで走れるの?
- なぜ走行距離制限があるの?
- 自分に合った走行距離の選び方がわからない
実は車のサブスクの走行距離制限は会社によって全然違います。
なぜならターゲットとなるユーザー層が違うためで、サービスメニューもターゲットに合った形に調整する必要があるからです。
普段あまり乗らないユーザーをターゲットとしている会社は短めに、日常的に車を使うヘビーユーザーをターゲットとしている会社は制限を設けていないところもあります。
その違いを意識してサービスを選ぶことがあなたに合ったサブスク選びの重要なポイントです。
私は車のサブスクの専門家として当ブログを運営しています。
これまで車のサブスクの仕組みから各社のサービスの特徴まで徹底的に研究してきました。
そんな私が今回は「車のサブスクの走行距離制限」についてくわしく解説します。
この記事を読むとあなたがどのくらい車に乗るのかの目安がわかるだけでなく、あなたに合った車のサブスクサービスを選ぶ基準までわかるようになります。
あなたにとって必要な走行距離数を満たすサービスを選ぶことができれば、走行距離制限を気にせず快適なカーライフを送る事ができるはずです。
⇒いますぐ自分の用途に合ったおすすめのサブスクが知りたい方はこちら
人気9社を圧倒的な情報量で比較したおすすめのサービスがわかる記事はこちらから
車のサブスクに走行距離制限がある理由
車のサブスクに走行距離制限が存在する理由は「残価設定」という考え方が採用されているサービスが多いからです。
つまり走行距離制限が設定されている理由は短い契約期間でも手ごろな価格で利用することができるようにするためです。
走行距離制限が短ければ短いほど中古車としての評価(=残価)が高く設定できます。
なぜなら返却時により新車に近い状態で売りに出すことができるから。
走行距離を制限すれば、その分利用料を安くすることができるので「普段あまり乗らないけれど車が欲しいユーザー」は車に安く乗る事ができます。
逆を言えば日常的に車を使うヘビーユーザーの場合は走行距離制限があるサービスだと窮屈な思いをしてしまう可能性があるので注意が必要です。
このように車のサブスクを選ぶ時には「走行距離制限」との付き合い方がとても重要となります。
各社どのくらいの走行距離制限が設定されている?
各社の走行距離制限について比較表を作成しました。
ターゲットとするユーザーが違えば、ルールも違ってくるということですね。
ターゲットとするユーザーが違えば、走行可能距離にも違いがあります。
そのため、あなたに合ったサービスを選ぶには「自分がどのくらいの距離を乗るか」という想定利用距離に注目する必要があります。
年間の走行距離の試算の方法についてこれから解説していきます。
あなたの年間走行距離を想定する方法
あなたの年間走行距離を想定する方法は以下の4つの利用シーンから逆算すればOKです。
- 通勤・通学に利用する場合
- 平日、近所の買い物などに利用する場合
- 休日の利用が中心の場合
- 定期的に旅行などで長距離を走る場合
これらの利用シーンから年間の走行距離を想定していきましょう。
ここから具体的な利用シーンの例と走行距離の計算方法を解説していきます。
①通勤・通学に利用する場合
まず通勤や通学に利用する場合、一般的には20~22日程度の利用が想定されます。
(週5日の勤務の場合)
通勤・通学であれば基本的に会社と自宅を往復する形になると思いますので、以下の計算で求めることができます。
自宅→勤務先への片道距離(㎞)×2(往復)×22日(日数)=1ヵ月の通勤・通学での走行距離
たとえば勤務先への片道距離が15㎞の人であれば、
15(㎞)×2(往復)×22日=660㎞/月 となります。
つまり通勤片道15㎞程度の利用でも660㎞、通勤距離が更に伸びたとしても1,000㎞想定しておけば十分であるということですね!
②平日、近所の買い物などに利用する場合
次に平日に近所の買い物などで利用する場合の計算方法です。
近場の買い物での移動距離(㎞)× 3(週3回)×4(4週)= 平日近場利用時の走行距離
近所の買い物でどのくらいの距離を利用するかは個人差があると思いますが、計算してみます。
自宅から3㎞圏内のスーパー3件を回って帰ってくる場合、だいたい10㎞程度。
1回の買い物で10㎞走ったと想定すると・・・
10(㎞)×3(週3回)×4(4週)= 120㎞/月
となります。
このくらいであれば走行距離を気にするまでもありませんね。
③休日の利用が中心の場合
都市近郊の会社に電車で通勤しているような人は休日利用が中心になりがちです。
休日利用が中心の場合の走行距離は以下のような計算方法で考えていきましょう。
休日1日での利用距離(往復)× 2(週2回休み)× 4(4週)=休日利用時の走行距離
週2回の休みに1日あたり100㎞(往復)を走った場合には、
100(㎞)× 2(週2休み) × 4(4週) = 800㎞/月
となります。
100㎞一般道を走るとなれば、車の移動だけで2~3時間要していることになります。
休みのたびに2~3時間運転している(したい)かどうかを考えてみましょう。
あなたがどの程度利用するか、想像ができるのではないでしょうか。
毎回100㎞走るかどうかは個人差がありますし、休日利用の方は基本的に走行距離を気にしなくても良いと言えますね。
定期的に旅行などで長距離を走る場合
ドライブ好きで通勤には利用していないけれど、月1~2回ドライブに出かけるというような人の場合は1,500㎞で足りるのでしょうか。
- 目安となる移動場所を定める(例:東京⇔名古屋、大阪⇔広島など)
- その距離のドライブを毎月どのくらいの頻度で行うか想定する
具体的なイメージを沸かせるために、東京⇔名古屋の往復をイメージしてみましょう。
月に2回、東京・名古屋を往復した場合には、片道350㎞×2×2=1,400㎞となります。
東京名古屋くらいの往復を2往復以上、毎月実施するという人は走行距離制限が気になってしまうタイプの人かもしれませんね。
【目安】 日本のドライバーの平均走行距離
上記のように、利用シーンを想定することであなたに必要な走行距離数が見えてくるはずです。
とは言え、はじめて車に乗る方にとっては「本当にこの計算で正しいのか」という不安もあるのではないでしょうか。
そんな方のために日本のドライバーの平均走行距離のデータがあるのでご紹介します。
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(31.2%)や「5,000km超7,000km以下」(21.8%)との回答が多くなり、年間走行距離の平均は6,186kmでした。
2021年 全国カーライフ実態調査(第1弾)~車の平均維持費と節約方法は?ほか(「2021年 全国カーライフ実態調査」より抜粋)
このように平均値ではあるものの意外に走行距離が少ないのが日本人の車の利用状況です。
思ったより車に乗る機会は少ないということを頭に入れておくと迷うことも少ないのではないでしょうか。
走行距離制限をオーバーしたらどうなる?
走行距離制限をオーバーしてしまった場合には、各社の規定に従って精算料金を支払う形になります。
各社の精算金の条件は以下の通りです。
サービス名 | 走行距離 | 精算時の規定 |
無制限 ※乗り放題 オプション | 走行距離オーバーによる 精算金なし | |
無制限 | 走行距離オーバーによる 精算金なし | |
選択可 1,000㎞/月 2,000㎞/月 ~3,000㎞/月 | 返却時の状態を見て精算 | |
1,500㎞/月 | 1㎞あたり11円 | |
1,000㎞/月 | 1㎞あたり10円 | |
750㎞/月 | 1㎞あたり15円程度 |
このように各社精算時のルールも定められており、法外な請求がくるわけではないので安心してください。※唯一SOMPOで乗-るだけは明確なルールがないので大事に乗る必要があります。
とは言え一番はやはり自分に合ったサービスを選んで走行距離を気にせず走れるようになることですよね?
そんな迷えるあなたに「診断ツール」をご用意しました!
走行距離別おすすめサブスク診断
あなたの利用用途や走行距離を基におすすめのサブスクを診断します。
結局どのサブスクを選んだらいいの?というあなたはお試しください!
- Q1
- あなたの利用用途は?
車のサブスク 走行距離制限の解説 まとめ
車のサブスクの走行距離制限について解説しました。
走行距離制限との付き合い方のポイントはあなたに必要な走行距離を把握すること。そのためには利用シーンの想定と平均データを使えばイメージが湧いてくるはずです。
走行距離が気になる人の車のサブスク選びのポイント
走行距離の目安が1,500㎞/月を超えるか超えないかをチェックすること。
【超える場合】 走行距離制限のないサブスクを選ぶ
【超えない場合】短期契約で新車に定期的に乗り換えるタイプのサブスクが使える
このようにあなたに合ったサービスを選ぶために「目安となる走行距離」は重要になるので覚えておいてくださいね!
以上、車のサブスクの走行距離制限とは?利用距離に合わせたサービスの選び方を解説!でした。