- エンキロって走行距離に応じて料金が変わるって本当?
- 休みの日しか乗らないからコスパよく乗れるかな?
- エンキロを契約する上での注意事項はある?
実はエンキロは走行距離に応じて料金が変動する新しいカーリースで、これまでのカーリースとは考え方が違います。
なぜなら通信デバイスを車内に搭載しており、走行距離に応じた料金の計算ができるようになったから。
そのため使った分だけ支払うという新しい概念の料金計算が可能になったのです。
へぇー!距離に応じて料金が変動するのは凄いわね。普段あんまり乗らないけど車があると便利な首都圏在住の子育て世代とかには便利そう!
これまでは走行距離が最短500km/月の設定しかなかったから、変動するのは納得感もあるし、いいよね!
この記事ではエンキロの料金計算の仕組みから、評判・メリット・デメリット・向いている人、いない人までくわしく解説します。
この記事を読めばあなたがエンキロをコスパよく使えるかがわかります。
\ 休日や急な利用に便利!走行距離に応じた変動課金制 /
エンキロの料金の仕組み
まずはエンキロの料金の仕組みから解説していきます。
エンキロは、毎月の基本料金に加えて走行距離に応じた料金が発生する、新しい形のカーリースです。
エンキロの費用構成は「月額基本料金+距離料金」というシンプルな形。
毎月固定で支払う基本料金に加え、その月に走行した距離に応じて料金が上乗せされます。
乗らない月は距離料金が少なくなるから、普通のカーリースよりも費用が抑えられるってことね!
そう!平日は電車通勤や在宅勤務で車に乗らないようなライフスタイルの人にはピッタリなんだ。
料金計算の方法はエンキロで契約した車には通信デバイスを利用します。
その通信デバイスがGPSなどの位置情報や地図情報をもとに走行距離を自動計測してくれる仕組みです。
注意点としては一般的なオドメーター(メーターの走行距離計)とは別の計算方法となっているので、デバイスに表示される走行距離とオドメーターとの誤差が出る場合があること。
この場合、オドメーターではなく通信デバイスの値で請求されるという点を覚えておくと混乱せずに済むでしょう。
平日はほとんど乗らずに週末だけドライブを楽しむ人など、利用頻度が低いほど固定費を抑えやすいです。
あ、でもたくさん走りすぎちゃったら料金が上がるのよね!?
そうだね。だから毎月車にかかる予算を決めておいて、乗らなかったらその分浮くように家計は管理しておいた方がいいかもね。
毎月どのくらい走るのか、あなたの利用頻度から計算しておくと良いでしょう。
毎月の走行距離を想定する方法が知りたい方はこちら
あなたの年間走行距離を想定する方法
あなたの年間走行距離を想定する方法は以下の4つの利用シーンから逆算すればOKです。
- 通勤・通学に利用する場合
- 平日、近所の買い物などに利用する場合
- 休日の利用が中心の場合
- 定期的に旅行などで長距離を走る場合
これらの利用シーンから年間の走行距離を想定していきましょう。
ここから具体的な利用シーンの例と走行距離の計算方法を解説していきます。
①通勤・通学に利用する場合
まず通勤や通学に利用する場合、一般的には20~22日程度の利用が想定されます。
(週5日の勤務の場合)
通勤・通学であれば基本的に会社と自宅を往復する形になると思いますので、以下の計算で求めることができます。
自宅→勤務先への片道距離(㎞)×2(往復)×22日(日数)=1ヵ月の通勤・通学での走行距離
たとえば勤務先への片道距離が15㎞の人であれば、
15(㎞)×2(往復)×22日=660㎞/月 となります。
つまり通勤片道15㎞程度の利用でも660㎞、通勤距離が更に伸びたとしても1,000㎞想定しておけば十分であるということですね!
②平日、近所の買い物などに利用する場合
次に平日に近所の買い物などで利用する場合の計算方法です。
近場の買い物での移動距離(㎞)× 3(週3回)×4(4週)= 平日近場利用時の走行距離
近所の買い物でどのくらいの距離を利用するかは個人差があると思いますが、計算してみます。
自宅から3㎞圏内のスーパー3件を回って帰ってくる場合、だいたい10㎞程度。
1回の買い物で10㎞走ったと想定すると・・・
10(㎞)×3(週3回)×4(4週)= 120㎞/月
となります。
このくらいであれば走行距離を気にするまでもありませんね。
③休日の利用が中心の場合
都市近郊の会社に電車で通勤しているような人は休日利用が中心になりがちです。
休日利用が中心の場合の走行距離は以下のような計算方法で考えていきましょう。
休日1日での利用距離(往復)× 2(週2回休み)× 4(4週)=休日利用時の走行距離
週2回の休みに1日あたり100㎞(往復)を走った場合には、
100(㎞)× 2(週2休み) × 4(4週) = 800㎞/月
となります。
100㎞一般道を走るとなれば、車の移動だけで2~3時間要していることになります。
休みのたびに2~3時間運転している(したい)かどうかを考えてみましょう。
あなたがどの程度利用するか、想像ができるのではないでしょうか。
毎回100㎞走るかどうかは個人差がありますし、休日利用の方は基本的に走行距離を気にしなくても良いと言えますね。
定期的に旅行などで長距離を走る場合
ドライブ好きで通勤には利用していないけれど、月1~2回ドライブに出かけるというような人の場合は1,500㎞で足りるのでしょうか。
- 目安となる移動場所を定める(例:東京⇔名古屋、大阪⇔広島など)
- その距離のドライブを毎月どのくらいの頻度で行うか想定する
具体的なイメージを沸かせるために、東京⇔名古屋の往復をイメージしてみましょう。
月に2回、東京・名古屋を往復した場合には、片道350㎞×2×2=1,400㎞となります。
東京名古屋くらいの往復を2往復以上、毎月実施するという人は走行距離制限が気になってしまうタイプの人かもしれませんね。
エンキロの料金が安い理由
走行距離で利用料金を計算しているとは言え、なぜここまでの安い料金を実現できているのでしょうか。
実はエンキロの料金が安くできる秘密は「車を返却した後の残価」が関係してきます。
残価とはリース契約が満了した後の車の価値のことを指します。
リース契約が終わったらその車は売りに出したり、中古車リースとして再度貸し出されたり用途はいろいろです。
そのため契約が終わった時点の車の価値を「返却時点で想定される買取相場」をもとに仮設定します。
この返却時点で想定される買取相場のことを残価というのです。
リースの世界では残価が高ければ高いほど、利用者が負担する費用は安くなるという仕組みになっています。
世の中のカーリースの料金が安くできるのもこの仕組みを上手に活用しているのです。
ちなみに設定する残価はオープンエンド型/クローズドエンド型と分かれており、オープンエンド型の場合は仮設定しておいた残価が市場変動によりズレた場合にはその差額を精算します。
その時点で車の価値が高ければ、お金が戻ってきますし、想定した残価よりも価値が下がっていた場合は差額を支払う必要があります。
この残価を決める要素としては以下のポイントがあります。
- その車種の需要(人気車種や人気カラーの方が価値が高い)
- 年式
- 走行距離
- 車の状態(一般的に契約した年数分の劣化を想定)
エンキロにラインナップされている車は車種やグレードによって料金が異なっています。
例えばハイブリッドグレードとガソリングレードだと人気のあるハイブリッドグレードの方が安くなっている場合もあるので車を選ぶときには注目しておくとよいでしょう。
また当然ですが走行距離が少ない前提で残価を設定するので、最低限支払わなければならない基本料金は安く済みます。
なるほど!基本料金はほとんど走っていない車という前提で設定できるから、残価は高い=料金が安いのね!
その通り!普段車に乗らない人ほど手放した時の価値は下がらない仕組みになっているんだよ。
安くて落とし穴があるように感じる人もいるかもしれませんが、そういうわけではないのでご安心ください。
ちなみにエンキロのWebサイトで料金をシュミレーションすると初期表示は「ボーナス払い」が設定されているので注意しましょう。
ボーナス払いは半年に1度まとまったお金を支払う分、毎月の料金を減らしているだけなので月々の正確な負担を把握したい人はボーナス払いの設定を解除して見積もりすることをおすすめします。
エンキロの評判
エンキロを実際に使った人の感想を公式ページから引用して掲載しておきます。
まだ新しいサービスのため、SNSなどで口コミ・評判が増えてきたら随時追加する予定です。
利用者の声①「ポルシェ マカン」
1つ目の評判はポルシェ マカンをエンキロで契約した人の話です。
高級車カテゴリの車は価値が下がらず残価が高い傾向があるため、高級車を選択するとコスパよく乗れる可能性があります。
え!?ポルシェに乗れるの?
実際購入しようとすると高くて手がでないけど、月5万円台※~ポルシェに乗れるならアリだよね!
※2025年2月時点の料金。頭金150万円が必要。
あまり普段は乗れないけれど、憧れの車があるという人は利用を検討してみてはいかがでしょうか?
利用者の声②「トヨタ ハリアー」
2つ目の評判はトヨタのハリアーを契約した方の話です。
ハリアーも市場で非常に人気のある車種なので、残価が高く月々の負担を減らすことができます。
3年契約なら月々3万円以下※+走行距離料金で乗ることができます。
※2025年2月時点の料金
月々3万円以下ならアリよね。
人気の車種であればあるほど負担が軽くなるっていいシステムだよね!
コスパを重視するなら敢えて人気のある車種に乗るのが良いという点は頭に入れておきましょう。
利用者の声③「トヨタ ノアX」
家族向けの車種であるノアもファミリー層から人気があるので残価が高く、利用料が安いです。
2025年2月現在月々2.5万円弱~で乗ることができます。
確かに新車にこの値段で乗れるなら!って思っちゃうわ。安い。
子どもの送り迎えや休日の買い物くらいの利用ならそこまで走行距離を気にしなくてもよいからね。平日乗らないならかなりコスパはいいはず。
首都圏に通勤するファミリーにとって、ミニバンをエンキロで契約して使うのはかなりコスパの良い選択肢であると言えるでしょう。
エンキロのカーリース契約条件をチェック
ここからはエンキロを契約する上でチェックしておきたい契約条件について解説していきます。
当サイトを運営していく中でわかった「カーリース契約前に理解しておいた方が良いこと」は以下の9つです。
- 契約期間
- 走行距離制限
- 中途解約の可否
- メンテナンスプランの有無
- グレード・オプション選択の可否
- 自動車保険の有無
- 支払方法
- 審査の内容
- ペット同乗・喫煙・改造の可否
カーリースの契約は複雑でわかりにくいけど、このポイントを押さえておけばOKなのよね!
この9つは会社によって差がでやすい点だし、この条件が受け入れられるかどうかがリース会社を選ぶ上では重要なポイントです!
それぞれみていきましょう。
契約期間は3年/5年/7年から選ぶ
エンキロで選べる契約期間は3年/5年/7年です。
ただし契約期間が長くなればなるほど車の価値は下がり、メンテナンスなどの手間も増えてしまうため「3年契約」がおすすめです。
3年で新車に乗り換えることに抵抗があるという人はメンテナンスプランをつけた5年・7年などを選んでもよいですが、おそらく3年契約よりも基本料金がかかってしまうでしょう。
3年ごとに新車に乗り換えできるのに安いって…本当?
そうなんです。コスパを重視する人にはベストな選択だと思うよ!
基本料金+距離料金に魅力を感じているなら3年で新車に乗り換えられる付加価値も一緒に味わってみませんか?
走行距離制限はないが、走った分だけ課金される
上述した通り、エンキロは走行距離に応じて課金される形式です。
他社の場合設定された走行距離(月500km~1500km)に対して、返却時に超過分をまとめて請求されてしまいますが、エンキロは毎月精算ができる点が魅力。
忘れたころに高額の請求が来て焦る必要もなく、「使った分だけ支払う」を実現しているエンキロはリース会社に新しい風を吹かせた存在と言えそうです。
中途解約が原則NG
一般的なカーリースもそうですが、エンキロでも中途解約は原則できません。
なぜならリース会社があなたが契約期間分料金を支払ってくれることを前提に車を代理で購入してくれているから。
途中で料金の支払いをやめるとリース会社が大きな損失を被ってしまいます。
支払う約束を「やーめた」なんて勝手なことはできないわね。
そうだね。解約が必要になるのって、結婚や転勤などで全く車に乗らなくなってしまうケースや収入が減ってお金が払えなくなってしまうくらいだから、万が一解約しても残りのリース料を一括で支払えるくらいの余力はあった方がいいかもね。
もしこのあたりが不安な人は中途解約が認められているトヨタのKINTOなどを利用すると良いでしょう。
車のサブスクの解約ルールについては以下の記事で解説しています。
メンテナンスパックは契約期間に合わせて選ぶ
エンキロはメンテナンスパックが用意されています。
月額料金には税金(自動車税や重量税)や自賠責保険その他購入時の諸費用が含まれており、車検が必要な5年契約・7年契約の場合にメンテナンスパックを追加する形です。
エンキロのメンテナンスパックは以下の種類があります。
- 基本パック
- 車検パック(5年契約以上)…車検・6か月点検費用のみ。消耗品交換は別途
- ライトメンテパック…車検パックの内容に加え、法定12ヶ月点検+消耗品交換費用が付帯
- フルメンテナンスパック…6か月ごとに点検を行い、必要なメンテナンスを都度実施する
本記事では3年契約をおすすめしていますが、メンテナンスのことを特に考えなくてよい点が大きな理由です。
メンテナンスパックには故障修理や車両保険などは含まれていないので、注意しましょう。
グレード・オプションは選択・追加可能
エンキロでは、契約時に車種やグレード、オプションの追加などをある程度自由にカスタマイズできます。
カーナビやドライブレコーダー、高級オーディオなどを追加するとリース料は上がりますが、月々の負担はそこまで大きなものにはならないでしょう。
ただしオプションを付けすぎると月々の支払いが想定以上になるリスクがあるため、必ず見積もりをチェックすることが大切です。
あなたのカーライフに必要不可欠なものかをしっかりと考えて検討するようにしましょう。
自動車保険は付帯サービス「くるまのリース保険」が使える
エンキロには任意保険そのものが最初から組み込まれているわけではありません。
そのためご自身で保険の見積を取って契約する必要があります。
またその際は万が一の事故で車が壊れてしまった場合にリース会社の補償ができる「リース特約」をつけることを忘れないようにしましょう。
万が一の事故への対応方法は以下の記事で解説しています。
希望者は付帯サービスの「くるまのリース保険」に加入することもできます。
「くるまのリース保険」にはリース特約も付帯しているので、エンキロにピッタリの保険が選びたい人は検討してみると良いでしょう。
また付帯サービスを利用すると支払いがリース料と一本化できるので家計管理がしやすくておすすめです。
支払い方法は口座振替のみ
エンキロの支払い方法は、基本的に口座振替のみとなっています。
クレジットカード払いをメインにしている方にとっては、ポイントが貯まらないなどの不便さを感じるかもしれません。
しかし、引き落とし日はあらかじめ決まっているため、家計管理がしやすいというメリットもあります。
ボーナス払いを利用する場合は、特定の月に大きな金額が引き落とされるため、残高不足に注意しましょう。
特にフリーランスのように収入が不安定な方は、支払いスケジュールを入念にチェックしておくことをおすすめします。
審査はリース会社、信販会社が実施
カーリースには審査がつきもので、エンキロも例外ではありません。
リース会社や提携の信販会社が、申込者の収入状況や過去のクレジット履歴などを確認したうえで契約可否を判断します。
高級車やハイスペックグレードを選ぶと、月額も高くなる分だけ審査が厳しくなるかもしれません。
自分の経済状況を踏まえて、審査に通りやすい範囲の車種やプランを選ぶのが現実的です。
なお、万が一審査に落ちた場合、別の車種で再度申請できる場合もあります。
ペット同乗は可/改造/喫煙は不可(オープンエンド契約)
エンキロはオープンエンド契約のため、返却時の車の査定額が想定より下回ると、差額精算が発生する恐れがあります。
ペットの同乗は特に禁止されていませんが、ペットの毛やにおいが車に残ってしまうと査定に影響する可能性もあるので極力乗せないほうがよいです。
もし乗せる場合にはペットゲージに乗せて汚れにケアしながら乗せるようにしましょう。
車内での喫煙(電子タバコ含む)は禁止されているので、喫煙者の方は車内喫煙しないように注意が必要です。
また車の改造や人への貸し出しも禁止されています。
この条件が受け入れられない人はペット同乗や喫煙が認められたもらえるカーリースも検討してみることをおすすめします。
エンキロと他社カーリースの3つの違い
エンキロの他社カーリースとの違いは以下の3つです。
- 使った分だけ料金を支払うため納得感がある
- 普段あまり乗らなくても安価に車が使えるようになる
- 新車でも安く乗れる
それぞれ解説していきます。
使った分だけ料金を支払うため納得感がある
エンキロは基本料金+利用料金となっているため、料金システムが明確で納得感があります。
他社カーリースの場合、走行距離1,500kmまでとかなり幅を持たせた設定になっているため、あまり車に乗らない人にはロスが多くなってしまいます。
しかしエンキロの場合は使った分だけ料金を支払えるシステムとなっており、あまり使わない人は安く、使った人は使った分だけ料金を払うという形式で納得感が持てる点が強みです。
確かに納得感はあるわ。特にあまり使わなかった月に「ラッキー!」ってなりそう。
そうだね。ただ使いすぎてしまって落ち込む事態は避けたいから月300kmとか500kmとか予算を立てておいて、浮いたら別のことに使うとか、翌月に繰り越すとか工夫できるといいよね。
普段あまり乗らなくても安価で車が使えるようになる
エンキロは基本料金が安いので車を手元に置くためのコストは少なくて済みます。
車が手元にあるといざというときに使えて便利です。
レンタカーやカーシェアリングの場合は予約をして車を借りに行かなければいけませんが、エンキロなら自宅近くの駐車場に常時駐車しておくことができます。
子どもが急に熱を出したり、送り迎えなどちょっとした用事でも気軽に使えるようになるのが便利ね!
そうだね!手元に車があると何かと便利なものだよ。
子育て中など常に車がある環境を用意しておくためにコストが最小限で済むのがエンキロの魅力です。
新車でも安く乗れる
上でも説明しましたが、エンキロは「残価」を上手に使っているので新車でもコストの負担が少なく乗れます。
これまで車を購入すると購入費用以外にもメンテナンス費用など維持費もかかるので、まとまったお金を用意する必要がありました。
それを解消したのが残価設定クレジットやカーリースで初期費用なし、月額定額で乗れる仕組みとして現在普及しています。
エンキロはそのカーリースの利点を残しながら、さらに月々の費用負担を減らせるようにプランが設計されている点が非常に優れていると言えるでしょう。
普段車に乗らないけれど、手元に持っておきたい子育て世代にはとっても助かるわ。
家計にやさしく、車の利便性も享受できるのはありがたいよね!
エンキロを利用するデメリット
エンキロの魅力についてはご理解いただけたと思いますが、気になるのは「デメリットはないか」という点だという人もいるのではないでしょうか。
どんな良いサービスにも裏返せばデメリットと感じる部分はあります。
ここではデメリットとなり得る点について解説していきます。
月額料金が定額ではないので出費が読みにくくなる
変動料金制であるということは逆を言えば支出も変動するということになります。
使った分だけ支払うとはいえ、ある程度予算を取って利用した方が気持ちに余裕がでるかもしれません。
確かに、今日100キロ走ったから2500円かかるとかいちいち気にしてたら嫌な気分になりそう。
そうだね。月500kmまで使えるように予算を設定して、「今月は安く済んだからラッキー」というような気持ちでいる方がよいと思うよ。
料金に対する捉え方は人それぞれですが、ストレスを感じない管理の仕方を心掛けたほうが良いでしょう。
月額料金が割高に感じ始める可能性がある
エンキロはちょっと乗る分には安く済みますが、乗りすぎると高く感じてしまうという点はデメリットです。
あまり乗らないと思って契約したけれど、使ってみたら意外と便利でもっと乗りたくなったり、急な転勤で車通勤になるという変化もあるかもしれません。
確かに。車への価値観や環境の変化があると話は変わってくるわね。
そうだね。でも未来がどうなるかなんてはっきりとはわからないから難しいね。
そのような変化があったとき、距離で課金されるエンキロの考え方が合わなくなってしまう可能性もあるでしょう。
環境の変化をあらかじめ予測しておくのは難しいため、当サイトではエンキロは「3年契約」がおすすめです。
プランに個性が強い分、条件の変化には弱い部分は否めないため短期契約にしておくことでリスクを回避することができます。
沖縄や離島では利用できない
現時点でエンキロは、沖縄や一部離島をサービス対象外エリアとしています。
もし沖縄や離島での利用を考えている場合は残念ながら利用することはできません。
ただ沖縄や離島で乗る場合、車に乗る頻度はそれなりに多くなるためエンキロが向いている人はそこまで多くないと考えられます。
デメリットといいつつ、エンキロが向いている人はあまり関係のない話かもしれません。
オープンエンド契約のため返却時に残価精算が発生する可能性がある
エンキロは上にも書いた通りオープンエンド契約を採用しています。
そのため、想定していた残価を下回ってしまうと残価の精算が必要な点はデメリットです。
想定した残価を下回ってしまう要因はいくつかあります。
- 市場価値の下落
- 過走行
- 車のキズやヘコミ
- 室内のニオイや汚れ
過走行については都度料金を支払っているので気にする必要はありませんし、市場価値についてはどうしようもない部分があります。
ただ車を大切に使うことでキズ・ヘコミ・ニオイ・汚れで価値を下げるリスクが減らせるので、エンキロで契約した車は極力良い状態を保てるように気をつけましょう。
契約が終わったら必ず車を返却しなければならない
エンキロは3年/5年/7年と契約期間が終わったらいくら愛着のある車でも返却しなくてはならない点はデメリットです。
リース満了後に買取をすることも可能ではありますが、残価が高い分買取金額は高額になる傾向があります。
車の返却に抵抗がある人は車を購入するか、もらえるカーリースを選ぶとよいでしょう。
エンキロが向いている人
ここまでエンキロのサービス内容を解説してきました。
ここからはそのサービス内容を踏まえ、どんな人にエンキロが向いているのかを解説していきたいと思います。
エンキロが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 車を頻繁に使わない・車がなくても困らない生活環境にいる人
- 車の維持管理に手間を掛けたくない(よくわからない)人
- 車を購入するほど利用頻度が高くない人
それぞれ解説していきます。
車を頻繁に使わない・車がなくても困らない生活環境にいる人
大前提にはありますが、車の利用頻度が多くない人が向いています。
平日の移動は電車やバスで十分、車に乗るのは週末だけという方は、乗らない日のコスト負担が減らせるエンキロの料金システムと相性が抜群です。
また車がなくても十分に交通環境が整っているという条件も必須。
両方の条件が揃いやすいのはやはり首都圏に在住している方でしょうから、普段通勤で車を使わないファミリー層にはピッタリです。
車の維持管理に手間をかけたくない(よくわからない)人
車の維持管理に手間をかけたくない(よくわからない)という人もエンキロはおすすめです。
3年契約で返却してしまえば、オイル交換程度でメンテナンスの手間はほとんどかかりません。
5年・7年の契約でもフルメンテナンスプランまで用意されているため、長期契約でもメンテナンスをプロに任せることも可能です。
手間をかけずに乗るのは車のサブスク・カーリースの最大の魅力。
車に詳しくないけれど、車が必要な方におすすめのカーリースです。
車を所有するほど利用頻度が高くない人
車を持つことに高いハードルを感じている人にもエンキロはおすすめです。
これまで車はまとまったお金を貯めてから購入するか、多額のローンで分割払いする必要があったためぜいたく品と言えるものでした。
しかし残価設定ローンやカーリースという所有ではないが、負担を軽減できるサービスが普及したおかげで車に乗るハードルはかなり低くなりつつあります。
さらにエンキロは使った分だけしかお金がかからないので無駄なコストを徹底的に排除できる点も魅力。
利用頻度が高くない人ほどおすすめのカーリースです。
エンキロが向かない人
ここからは逆にエンキロを使わないほうが良い人の特徴を解説します。
- 車を日常的に使う人
- 車を乗り換えることに抵抗がある人
- 自分の車を所有することに価値を感じる人
この条件に該当しなければ、エンキロの利用に向いている人であるともいえます。
それぞれ見ていきましょう。
車を日常的に使う人
通勤や仕事、家族の送迎などでほぼ毎日車を走らせる方は、走行距離がかさみやすく、エンキロの料金システムだと割高になってしまうリスクがあります。
また契約期間中は原則解約できないため、利用頻度が変わる可能性のある転勤族の方や結婚を控えている人も注意が必要です。
日々の移動が前提なら、他社の定額制リースや自家用車の購入、あるいは別のサブスク型サービスのほうが合っている場合もあります。
エンキロはあくまで「乗らない時期が多い」人向けのリースであることを頭に入れて検討するとよいでしょう。
車を乗り換えることに抵抗がある人
エンキロの契約期間は最大でも7年なので車を壊れるまで乗りたいと考えている人には向きません。
そもそも車を壊れるまで乗りたいという人は車を購入する前提で、自分のものとして所有し続けたいと考えがちです。
別に高いお金を払って車を買いたくないという人には向いていますし、自分の名義でなくても借りて乗る形で問題ないという人にはピッタリです。
輸入車や限定モデルなど「この車に乗りたい」とこだわりを持っている人も所有に価値を感じやすい傾向にありますが、車は便利に乗れればOKという人はカーリースという契約でも十分満足できるでしょう。
自分の車を所有することに価値を感じる人
車を持ち物として捉え、使いやすいように改造したり、自分のものとして大切に管理したい人はエンキロのようなカーリースは向きません。
車を購入すれば持ち家のように何をしても自由です。
逆にカーリースは賃貸住宅のように所有権は貸し手にあり、禁止事項や制約事項があります。
持ち家派、賃貸派論争で持ち家派の人は価値観としては合わない可能性が高いでしょう。
まとめ
この記事では基本料金+走行距離料金で乗れる新しいカーリース「エンキロ」について解説してきました。
これまでのカーリースの問題点である「あまり車に乗らない人には割高」という弱点を見事に克服し、首都圏在住の休日利用中心のファミリー層に最適なサービスが完成したと感じています。
車に乗る必要があるけど、実際そこまで多く乗らないという人はカーシェアリングやレンタカーに代わる新たな選択肢と言えそうね!
カーシェアやレンタカーと違って予約や借りにいく手間がかからないから「手軽にちょっと車を使いたい」というニーズにマッチしているよ!
あなたの車との付き合い方に合わせて最適なカーリースを選んでくださいね。
以上、「エンキロの評判は?走行距離で料金が変わる仕組みとメリット・デメリットを解説」でした。
\ 休日や急な利用に便利!走行距離に応じた変動課金制 /