- フラット7は月々8,800円からって本当?
- 追加料金や条件が必要なんじゃないの?
- 自分のカーライフにフラット7が合っているかを知りたい!
実はフラット7は追加オプションを何もつけなければキャッチコピー通りの月々8,800円と安く車に乗ることができます。
なぜならフラット7は車を大量に一括で仕入れていることと、自社整備でメンテナンス費用を抑えられるから。
そのため予算に合わせて豊富な車種から選べ、家族みんなが満足できる車を見つけられます。
車に安く乗ることができるのは助かるわ。でもデメリットもあるんでしょ?
そうだね。フラット7の仕組みやデメリットも理解した上で利用するかどうかを判断してほしいんだ。
この記事ではフラット7が自分のライフスタイルに合ったサービスなのかやデメリット、注意点をくわしく解説します。
この記事を読めばフラット7の疑問点が解消し、あなたのカーライフを豊かにしてくれる一助となるでしょう。
フラット7の申込前確認事項一覧
フラット7のサブスクを申し込む前に重要なポイントを解説します。
これらのチェックポイントを押さえることで、スムーズなサブスクライフを送ることができるでしょう。
具体的なチェックリストは次の通りです。
順番にチェックしていきましょう。
契約期間は適切ですか?
フラット7の契約期間は基本的に7年間に固定されています。
ただし自分のライフスタイルの状況によって契約期間の変更が可能です。
じゃあ問い合わせ次第で契約年数も変更できるってわけよね。
自分が契約したい年数を相談すればいいよ。でも契約年数を変更すると月々の支払い金額も変わるから併せて確認が必要だね。
契約期間は個人のライフスタイルによって変わるため、自分の計画に合った選択が大切です。
フラット7はあなたの乗りたい車種の取り扱いはありますか?
フラット7では公式サイトに掲載されている軽自動車のみを取り扱っています。
そのため乗りたい軽自動車がフラット7で取り扱っているかどうかを確認しましょう。
その時に注意するべきポイントはある?
同じ車種でサブスクできる会社と比較することだね。軽自動車ならニコノリと比べるのがいいかな。
たとえばニコノリの特徴は次の通りです。
- 1〜9年まで契約年数が選べる
- 走行距離の上限が選べる(500〜2,000km)
- 車の仕様を自由に選べる
どちらのサービスも特徴があるため、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
ニコノリについてくわしく書いた記事もありますので、参考にしてみてくさい。
フラット7の走行距離制限の仕組みを理解していますか?
フラット7では年間10,000キロまでの走行距離が設定されています。
契約満了時にこの距離を超えると精算金が発生するため、日頃から走行距離に注意が必要です。
年間10,000キロってちょっと心配かも。普通みんなは年間でどれくらい走るものなの?
一般的には1年で10,000kmと言われているんだ。ただしドライブが大好きで毎週どこか遠出するなら厳しくなるかもしれないな。
また走行距離の超過料金は公式サイトには掲載されておりませんが、一般的には1kmあたり5~15円程度の清算が必要になるため注意が必要です。
中途解約はNG!契約中のライフイベントが起こる可能性はないですか?
フラット7は契約途中での解約はできません。
そのため7年契約内に車を手放す、もしくは乗り換える場合には中途解約による違約金が発生します。
違約金は通常残リース料金+手数料のため、残りの契約期間が長ければ長いほど高額になりがちです。
なにかカーライフに関わる大きなライフイベントを予測しておく必要があるのね。
3人目の子供ができた場合は特に注意だね。軽自動車の人数制限が4人までだから買い替えを余儀なくされてしまうんだ。
他にも転勤や経済的な理由で車を手放すこともあるかもしれません。
7年契約は長いので、長期ビジョンを見据えて検討してみると良いでしょう。
メンテナンスプランは正しく選べていますか?
フラット7には月額料金に追加することで2つのメンテナンスプランを選べます。
スタンダードプランとプレミアムプランの2種類あり、それぞれの違いを下記の表にまとめましたので参考にしてみてください。
プラン/金額 | 基本サービス | +αのサービス | フルメンテナンス |
---|---|---|---|
スタンダードプラン (2,750円/月) | 車両本体価格 自動車税:7年 自賠責保険:7年 車検代:2回分 オイル交換:13回分 フロアマットドアバイザー | タイヤ交換:4本付 バッテリ交換付:2回 | 12ヶ月法定点検 6ヶ月点検 オイルエレメント交換:6回 ブレーキパッド交換:1回 トランスミッションオイル交換:1回 ブレーキオイル交換:2回 点火プラグ交換:1回 ファンベルト交換:1回 エアコンベルト交換:1回 ワイパー交換:6回 エアコンフィルター交換:1回 エアクリーナー交換:1回 ウォッシャー液補充:6回 |
プレミアムプラン (4,950円/月) | タイヤ交換:4本付 バッテリ交換付:2回 カーナビ・ETC ガラスコーティング |
月々2,200円の差ね。どっちがお得なんだろう?
7年で考えると184,800円の差だね。プレミアムプランにはガラスコーティングが付いているから、契約満了後に車の買取を考えている人にはいいかもね。
またカーナビとETCは単品でオプションで付けることができます。
基本のサービスで十分という人にはメンテナンスの都度に費用がかかりますが、安くサブスクを利用できるでしょう。
別途料金がかかるものは確認していますか?
車のサブスクサービスで見落としがちなのが、別途料金がかかる項目です。
フラット7では任意保険(フラット7のデメリットで後述します)とオプションは追加で月額費用が発生するため、くわしく見ていきましょう。
フラット7では下記5つのオプションを追加することで月額費用が増加します。
- カーナビ
- ETC
- CDステレオ
- ドライブレコーダー
- 希望ナンバー
カーナビとかETCってつけた方がいいの?
高速に乗る機会があるならETCは必要だね。カーナビはあると便利だけど最近はスマホでもナビができるから付けなくても問題ないかな。
ただしそれぞれのオプションがどれだけの上乗せ費用になるかは、公式サイトには掲載されていませんでした。
しかしスタンダードプランとプレミアムプランの差額分でカーナビとETCが付いていることから、おそらくどちらも月額1,000円程度ではないかと考えられます。
フラット7は審査あり!信用情報は問題ありませんか?
フラット7は5社の信販会社と提携しているため、他社より比較的通りやすいと言われています。
しかしどの車サブスクでも以下に該当する場合は審査に落ちてしまうかもしれません。
それぞれを見ていきましょう。
審査が厳しい可能性が高い人
現在無職や収入が低い、または専業主婦などは審査に通るのが厳しい傾向にあります。
なぜなら安定的な収入が無いため、継続して支払いができるかがわからないから。
定期的に収入がないとリース会社は契約するリスクが高いと判断します。
実際はどれくらいの収入があればいいの?
一般的には年収が200万円以上が目安と言われているね。ただし年収が200万円以上あっても毎月の収入が不安定な自営業者などは審査が厳しいかもしれないな。
つまり安定的な収入があると審査に通りやすくなるでしょう。
審査落ちの可能性がある人
たとえ年収が200万円以上あっても過去にクレジットカードやローン、スマホ代の滞納がある場合は審査に不利になる可能性があります。
スマホの代金の滞納も含まれるのね!
そうなんだよ。他にも税金の支払いを滞納していても信販会社はリスクありと判断する場合があるんだ。
審査に通る自信がない場合は月額料金の低い車両を選ぶか、オプションを外すなどをしてから一度審査に通してみると良いでしょう。
債務整理歴・延滞歴がなければ審査通過の可能性高い
年収が200万円以上あり、過去の延滞歴や債務整理もなければ審査に通りやすくなります。
もし過去の信用情報に問題がある場合は、5〜10年でリセットされることを覚えておくと良いでしょう。
5年は長いわね。他に方法はないの?
どうしても車が必要なら審査が通りやすいサブスク会社を選ぶといいよ。
過去に債務整理や自己破産、ブラックリストに乗ってしまった人でも車に乗れるサービス「noruca」がおすすめです。
カーリース「noruca」についてくわしく書いた記事がありますので、参考にしてみてください。
月々の料金にボーナス払いが設定されている
フラット7は8,800円から車に乗れますが、月々の支払いの中にボーナス払いが設定されています。
金額は33,000円×14回です。
フラット7だけに限らず車のサブスクを検討する場合は、必ずボーナス払いがあるかどうかを確認しましょう。
33,000円…結構大きい金額ね。
公務員や大企業勤めでもない限りボーナス払いは設定しない方が無難だよ。万が一ボーナスの減額やカットのリスクを考えると支払いができなくなってしまうんだ。
フラット7ではボーナス払いを無しにすると、月々の支払いが5,500円プラスになります。
それでも月1万円台で車に乗れるのは魅力と言えるでしょう。
契約満了後は4つの選択肢あり|ペットや喫煙・改造は禁止
フラット7では7年の契約が満了するとユーザーには4つの選択肢があります。
- 新しい車に乗り換える
- 同じ車を再リースして乗り続ける
- 車を買い取る
- 車を返却する
この中の車を買い取る以外を選ぶ場合はペットの同乗や車内喫煙、改造ができません。
買取は自分の車になるから自由に使ってOKなのね。
そういうこと!だからペットを飼っている人や喫煙者は契約する前に買い取るかどうかを考えておく必要があるんだ。
ただし車を買い取った場合でもペットの同乗や喫煙は、将来の査定額に大きく影響を与えることを覚えておきましょう。
フラット7は車返却時に残価清算あり!
フラット7の契約が満了し車を返却する際、契約時に設定していた車の残存価格を下回ると差額の精算金が発生します。
また7年で走行距離が7万kmを超えると距離に応じた金額を清算しなければなりません。
フラット7の公式サイトには超過金額の詳細は掲載されていませんが、通常1km超えるごとに5〜15円前後が相場となっています。
残価を下回るってどんな時が考えられるの?
3つあるんだけど、1つは上にも書いた通り走行距離を超えた時だよ。あとは傷や修理が必要になった時と、市場価値が下落した場合に残価を下回ることがあるんだ。
つまり車を擦ったりすることなく、7年間乗り続けられれば残価の清算の可能性が低いということです。
それでも精算金が心配なら残価清算のない車のサブスクサービスを利用すると良いでしょう。
納車は新車購入と同じで少し先になる
フラット7を利用するなら納車までの期間に注意が必要です。
なぜならフラット7を含む車のサブスクはリース会社が新車を購入してから契約者に車を貸し出す仕組みだから。
通常軽自動車の納車までの期間は平均1〜3ヶ月程度で、人気のモデルならさらに納期が遅くなる場合もあります。
リース会社が在庫を抱えているわけじゃないのね。
フラット7の公式サイトには平均の納車期間は約1.5ヶ月と記載されているよ。またフラット7では新車を一括で大量に仕入れているから、納車の早さに期待できるね。
フラット7は中古車も選べる
「別に新車じゃなくてもいい」という人に向けてフラット7では「フラット7認定中古車」という中古車リースのサービスもあります。
取扱車種に関しては全て独自の基準を満たしていて、主な特徴は次の4つです。
- 全車ワンオーナー
- 全車修復歴無し
- 全車走行距離が8万km以下
- 全車フラット7メンテナンスパスポート付
さらに内外装のクリーニングや修理保証まで付いています。
中古車もあるのね。利用料金はどれくらいになるの?
気になる料金の掲載はないんだけど、新車よりお得に乗れるはずだよ。じゃないと中古車リースの意味がないからね。
フラット7の公式サイトには中古車に関しての詳細がなく、実際に問い合わせるしか方法がないようです。
フラット7のデメリット
フラット7は安く利用できますが、デメリットも存在します。
ここではフラット7の5つのデメリットにも触れておきましょう。
それぞれ解説していきます。
メンテナンスのフルサポートには追加料金が必要
フラット7の基本プランには車検やオイル交換は付いていますが、利用料に全てのメンテナンスを含めるなら最低でも月々2,750円のスタンダードプランに加入が必要です。
それじゃ月々8,800円っていうのも無くなるわけね。
そうなんだ。それでも月額1万円台で車に乗れることに魅力はあるよね。
先述した通りメンテナンスプランにはもうひとつのプレミアムプラン(月額4,950円)も用意されています。
どちらのメンテナンスプランにすればいいか悩むなら、上記の表で見比べて必要なプランを選択すると良いでしょう。
車の設定残存価格が高い
フラット7では契約前に提示されている契約満了後の車の設定残存価格が高いことがデメリットとして挙げられます。
この設定残存価格が高いと契約満了時の車の買取価格が高くなるのです。
じゃあ買い取らない方がいいってこと?
そういうわけでもないよ。これはオープンエンド方式といって、設定残価をオープンにし高くすることで月々の利用料金を大きく下げられる仕組みでもあるんだ。
ただし車にキズやヘコミがある場合で設定残存価格を下回れば精算金が発生する可能性があります。
残価清算が気になる人は残価設定のないサブスクサービスを選んだ方がいいかもしれません。
契約途中での解約ができない
フラット7を含む多くの車のサブスクサービスでは途中解約が原則できません。
なぜなら車のサブスクはリース会社が車を購入して契約者に貸し出す仕組みのため、途中で解約されてしまうと購入した代金をリース会社が回収できなくなるから。
それでも解約する場合には残り期間の利用料金+残価+手数料を併せた違約金が発生します。
リース会社が損してしまうわけね。
途中解約がOKなら車のサブスクのビジネスモデルが成り立たなくなってしまうんだ。でも中には途中解約ができるプランを用意しているサブスク会社もあるよ。
もし契約途中で解約の可能性があるなら当ブログ運営者も利用しているKINTOがおすすめです。
解約金フリープランというプランがあり、申し込み金として月額料金の5ヶ月分を支払えば途中で解約しても違約金がかかりません。
KINTOの解約金フリープランについてもっと知りたい方は、下記の記事でくわしく解説しています。
頭金の設定ができない
他のサブスク会社では頭金の用意で月々の支払いを抑えることができるサービスがありますが、フラット7ではそれができません。
そのため月額利用料を抑えたいユーザーにとってはデメリットになります。
他に利用料を抑える方法はないの?
ボーナス払いを増額すれば月々の支払いを抑えられるんだ。でも公務員や大企業に勤めていない限り、ボーナスは安定しないからおすすめはしないな。
もし頭金に余裕がある場合は他サービスを利用するのもひとつの選択肢です。
任意保険は別料金
フラット7は利用料に任意保険は含まれていません。
公式サイトにはフラット7専用の任意保険があり、保険料も一定額と記載されています。
しかし具体的な金額や補償内容に関して記載されていないため、直接問い合わせるしかないようです。
任意保険料を見てみないとわからないわね。
たしかに金額次第では割高になる可能性があるかもしれないな。
一般的な任意保険の年齢別平均を保険の窓口インズウェブより引用していますので、参考にしてみてください。
記名被保険者の始期日年齢 | 車両保険なし | 車両保険(一般) |
---|---|---|
18歳~20歳 | 14,792円/月 | 29,701円/月 |
21歳~25歳 | 6,928円/月 | 12,982円/月 |
26歳~29歳 | 3,902円/月 | 7,009円/月 |
30代 | 2,699円/月 | 4,913円/月 |
40代 | 2,582円/月 | 4,766円/月 |
50代 | 2,453円/月 | 4,744円/月 |
60代 | 2,269円/月 | 4,319円/月 |
70歳以上 | 2,785円/月 | 4,911円/月 |
フラット7専用の任意保険がどのくらいの価格帯なのかが、判断材料になるでしょう。
フラット7の7年後の買取価格はどうなる?
フラット7は7年契約なので、契約が終わったら返却する必要があります。
ただし契約満了後にそのまま乗り続けたい場合は、あらかじめ設定した残価で車を買い取ることも可能です。
7年後の買取価格の例は以下の通りです。
▼スズキ「スペーシアカスタム」は530,000円(税抜)
▼ホンダ「N-BOX Custom」は610,000円(税抜)
え!?50万円以上するの?高くない?
人気の車であればあるほど、残価を高く設定できるからね。この2車種は残価が高いから、買い取るにはコスパが悪いかもしれない。
人気の車種が安く乗れる秘密でもありますが、残価が高く設定できる分買取を考えたときにはコスパが悪いです。
7年経過したら新たに新車を契約するか、契約期間を延長するかを検討する必要があります。
せっかく月額で安く乗ってきたのに7年後に敢えて買い取るのは得策とは言えないかもしれません。
フラット7に向いている人/向いていない人
では具体的にフラット7に向いている人と向いていない人を見ていきましょう。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
とにかく月額利用料を抑えたい人 新車の納車を急いでいる人 7年間大きなライフイベントが無い人 安定したボーナス収入がある人 | 軽自動車以外に乗りたい人 契約満了後に車をもらいたい人 頭金を入れたい人 |
利用料を抑えるだけなら何もオプションを付けなければいいものね。
オプション無しなら業界最安クラスだからね。ただし任意保険にだけは入っておいた方がいいけど、あとは金額次第かな。
このようにフラット7は自分に合っているのかを慎重に検討することが大切です。
もし納得できない部分があれば…
これまでのフラット7についての解説で納得できなければ、あなたの予算やライフスタイルに合っていないのかもしれません。
その場合は他サービスとしっかり比較することが大切です。
多くのサブスクサービスでは原則解約できないことが多いため、会社選びを失敗してしまうと時間とお金を大きく損してしまう可能性があります。
失敗だけは避けたいわ。
車のサブスク会社はたくさんあるからね。このブログでも24社を細かく比較した車サブスクランキングがあるので参考にしてみてください。
車サブスクは各社でルールや料金などかなりの違いがあるため、サービスの違いを理解してから検討するのがおすすめです。
まとめ
ここまでフラット7を申し込む前のチェックリストやデメリットなどを解説してきました。
公式サイトでは任意保険料や解約に関する細かいルールなどが不明瞭な点があるため、直接問い合わせるしか方法はありません。
しかし業界最安クラスであることは間違いないため、できるだけ車の維持費を抑えたい人にはおすすめと言えるでしょう。
ちゃんと他のサブスク会社と比較した上で決めることが大切です!
フラット7いいなと思った人もじっくり検討してもらえたらと思います。
以上、「フラット7申込前確認事項一覧を公開!デメリットや7年後の買取価格はどうなる?」でした!