- 車のサブスクってカーリースだって聞くけど違いがよくわからない…
- 同じようなサービスなのになんで呼び方が分かれているの?
実は車のサブスクとカーリースは同じサービスです。
なぜなら同じ「リース契約」という契約方式を利用するサービスだから。
ではなぜ同じサービスなのに名前が分かれたのでしょうか?
確かにまぎらわしいわね…。モヤモヤするわ。
呼び名が分かれたのには理由があるんだ。その理由を
紐解いていけばすっきりできるはずだよ!
この記事では車のサブスクとカーリースの違いと同じようなサービスなのに名前が分かれた理由を解説します。
この記事を読めば名前の違いや最新の車サブスクの魅力がわかり、前向きに車のサブスクを検討できるようになるでしょう。
車のサブスクとカーリースの違い
車のサブスクもカーリースも同じリース契約という方式で車を契約者に貸すサービスのことです。
ではなぜ同じサービスなのに名前が分かれているのでしょうか?
その理由がよく分かるように、まずはリース契約とは何かについて解説した後、両者の違いについて解説していきます。
リース契約とは?
リース契約とはリース会社が利用者のために車を代理で購入し、利用者に貸し出す契約をいいます。
つまり車の所有者はリース会社となり、自動車税・車検実施の義務はリース会社が負うため、月額利用料に自動車税・車検費用が含まれるのです。
だからリース契約に税金・車検代がコミコミになってるのよね。
車検・税金の支払いの手間が減らせるだけでもメリットは大きいよ。
カーリースは昔から存在する
カーリースは昔から存在するサービスで、もともと法人向けのサービスとして50年程前に誕生しました。
車をリース契約にすると初期投資なしで利用できることに加え、車に関連する費用を「リース料」として経費計上でき会計処理がシンプルに済ませられるため法人の間で人気を得ています。
元々は企業向けのリースが主流だが個人向けカーリースも登場
2015年頃から初期費用なしで乗れるという手軽さをウリに「個人向けカーリース」を始める企業が増加しました。
背景には定常化している日本の不景気や、車の所有に対する価値観の多様化があります。
「車にお金を注ぎ込みたくない」と考える人が増えているんだ。
「車を所有することがステータス」という価値観も消えつつあるものね。
税金・車検コミが原則
カーリースの月額には原則的に重量税・自動車税や車検が含まれているのが特徴です。
例えるなら賃貸マンションのようなもの。
借り主は家賃を支払いますが、マンションの修繕費や固定資産税などはオーナーが負担します。
反対に持ち家の場合、住人は家賃を支払う必要ありませんが修繕積立をするなど維持管理が必要になります。
こちらが従来の車の所有の仕方に近い形態です。
リース契約なら車にかかる費用が月額(+ガソリン代と駐車場代)のみのため、月々の出費が安定するという面でも個人にもメリットがあると捉えられるようになりました。
たしかに、出してみないといくらかかるか分からない車検費用とか考えると毎月の出費が一定になるのは画期的かも!
忘れたころにやってくる自動車税の請求もなくなるから手間が省けて嬉しいよね。
メンテナンス料も定額化できた(オペレーティングリース)
カーリースが法人だけでなく個人とも相性が良い理由には月額のお手頃さにもあります。
月額を抑えられる理由は車両本体価格から残価を差し引くことによって費用を低くできるから。
残価って何?
リース契約が満了した時にその車に残された価値のことだよ。
その車が「いくらで売れるか」と考えてくれてもいい。
リース満了した車は中古車として売却することでリース会社は利益も得られるため、あらかじめ「車がいくらで売れるか?」を加味しているので普通に分割払いするよりも月々のリース料を安く設定することができるのです。
この方法を「オペレーティングリース」と言います。
その際に重要になるのが車のメンテナンス。
しっかりとメンテナンスの行き届いた車でなければ残価が想定よりも下がってしまうため、維持管理に必要な費用も考慮して定額化しているのです。
車のサブスクはカーリースが普及するように作られた言葉
もともと法人から始まったカーリースが個人向けにも拡大してきた経緯などを紹介しましたが、それではなぜ「車のサブスク」という呼び方をされるようになったのでしょうか?
実は「クルマのサブスク」というキャッチフレーズを初めて打ち出したのはトヨタの「KINTO」というサービスです。
2019年にトヨタ自動車グループが若年層の個人をターゲットにしたカーリースKINTOを開始しCMを打ったことで言葉が入り混じるようになったのです。
サブスクって「一定期間利用できる権利に対して料金を支払う考え方」って聞いたことあるけど、カーリースとは少し違うような気もするな。
そう、実際にリース契約はサブスクリプションとは言えない。
だからクルマのサブスクというキーワードを前面に打ち出すKINTOはサブスクに近づけるための工夫をしているんだ。
あ!メンテナンスや任意保険が定額化されていたり、中途解約が可能だったり、条件によっては無償で解約が認められるところとかね!?
その通り!
▼KINTOのサービス内容をみてみる
≫クルマのサブスクリプションKINTO解説
車のサブスクは旧来のカーリースより進化している
今は「車のサブスク」と「個人向けカーリース」という呼び方が混在していますが、旧来のカーリースの欠点の部分を克服した進化系が「車のサブスク」と捉えることもできます。
中途解約ができるサービスが増えた
旧来のカーリース最大の欠点は「中途解約は原則不可」という規約でしたが、進化型のサブスクの中には中途解約が可能なサービスが続々と登場しているのです。
中途解約しても違約金を請求されることがないサービスもあります。
僕が契約しているKINTOもそのひとつです!
事情が突然変わって車を手放さなきゃいけない場合もあるから中途解約できるのは安心よね。
走行距離制限が延長された
旧来のカーリースのもう1つの欠点が走行距離の制限でしたが、進化型のサブスクには走行距離が延長できるプランや無制限にできるサービスが登場しています。
長距離を走るドライバーにも間口が広がったことで、ますます車のサブスクが普及しやすくなりました。
もともと日本のドライバーの年間走行距離が6,000km程(月500km程)だから制限にひっかからない人も多かったんだけど、やっぱり長距離走れるのは嬉しいよね。
「制限がある」ってだけで気になっちゃう人もいるものね。
任意保険込みのプランが登場
車を運転する上で絶対に入っておくべき任意保険についても、旧来のカーリースでは個別契約しなければならなかったものが月額込みにできるプランも登場しました。
任意保険は保証範囲や仕組みが複雑な上、費用もピンキリ。金額はもちろん契約の手間そのものが負担と感じるドライバーも多いため、コミコミにできることは画期的なのです。
KINTOなら年齢や等級に関わらず全員が一律の保険料だから明瞭だし、なにより安心感が違います。
万が一事故しちゃっても保険料が上がることもない点も嬉しい♪
個人向けのカーリースが普及することによって「車のサブスク」に進化を続けています。
今後さらにユーザーが増えることによって益々パワーアップしていく期待が持てるサービスです。
まとめ:車のサブスクは旧来カーリースの進化系
当記事では車のサブスクとカーリースの違いについて解説してきました。
トヨタが若年層の個人に向けて「クルマのサブスク」というキャッチーなCMを打ったことで呼び方が混在するようになりましたが、突き詰めればどちらも中身はリース契約です。
強いて違いを挙げるなら「車のサブスクは旧来カーリースの進化系」と言っても過言ではないでしょう。
なぜなら旧来のカーリースでは欠点とされていた「走行距離制限」や「中途解約は原則不可」等を解消するサービスも登場しているから。
サブスクによってサービス内容に違いもあるので、車をどう使いたいかなどよく確認してから選んでくださいね。
あなたに合ったサブスクを選んで失敗しないカーライフを送ってくださいね♪
以上、「車のサブスクとカーリースの違いは?同じリース契約でも呼び方が違う理由を解説」でした。