- KINTOって契約途中で解約できるの?
- 解約金は無料?それとも高額の請求が来るの?
- 解約金フリープランって何?
実はKINTOは中途解約が認められていて、他社と明確に差別化されたサービスです。
なぜなら「車のサブスク」というキーワードを打ち出し、世の中の車の常識を「所有から利用」へ変えるというコンセプトを実現することを目的としているから。
じゃあいらなくなったら解約しちゃえばいいのね!都合の良いサービスね。
いやいや、利用料数か月分程度の解約金はかかるよ!だから気軽な気持ちでの解約はNG。でも他社は解約NGだからそれでも十分価値がある。
さらに解約金フリープランといういつでも解約できるプランも用意されているから、転勤やライフイベントを控えた人は柔軟に利用することができます。
この記事ではKINTOに設定されている「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の違いとそれぞれの解約ルールの違いについて解説していきます。
この記事を読めば、KINTOの中途解約ルールやどのプランを選んだらよいかがわかります。
KINTOの中途解約ルールはプラン毎に設定されている
KINTOは『初期費用フリープラン』と『解約金フリープラン』という2種類の料金プランから選ぶ形になります。
それぞれのサービス内容は以下の表の通りです。
それぞれ特徴の特徴を簡単にまとめると以下の通りになります。
- 『初期費用フリープラン』・・・初期費用0円で契約できる代わりに中途解約時には規定の中途解約金が発生する
- 『解約金フリープラン』・・・利用料5か月分相当の申込金を支払うことでいつでも無料で解約できる
初期費用フリープランとは?
『初期費用フリープラン』は2021年12月までのKINTOと同じ内容のプランです。このプランのメリットは『初期費用¥0』で車に乗れること。
その代償として長期契約を約束することで初期費用なしでも車に乗る事が許されています。
そして長期契約を約束しているので解約はルール違反で、解約金を支払う義務が発生する仕組みになっています。
- 契約期間は3年/5年/7年から選べる
- ボーナス払いが選べる
- 契約期間中でも乗り換えができる(手数料は必要)
- 契約終了時は返却or乗り換え
初期費用フリープランの詳細やKINTOのメリット・デメリットについては以下の記事で解説しています。
初期費用フリープランの中途解約金ルール
中途解約金って具体的にいくらくらいかかるの!?
解約するタイミングにもよるけど、3年契約の場合は最大で10ヵ月分、5年の場合は最大15ヵ月、7年の場合は最大20ヵ月分だね。
それじゃ気軽に解約はできないわね。
上にも書いたように、解約が前提のサービスではないのでそれなりの違約金を支払う必要があります。
しかしKINTOの良いところは半年に1度、解約のチャンスが与えられている点です。
半年に1度?どういうこと?
6ヶ月に1度、解約できるタイミングが設定されていてタイミングを逃すと「残利用料」という形で使っていてもいなくても料金を支払わなければならないんだ。
以下の図を見るとわかりますが、6ヶ月目、12ヶ月目、18ヶ月目、24ヶ月目、30ヶ月目のタイミングが最安の時期となり、それ以外の時期での解約はどちらにしても「残利用料」の支払いが必要になります。
半年刻み以外の月だと解約金に「残利用料」という項目が加算されていますよね。
そのため車に乗っていてもいなくても利用料の支払いが必要になります。
もし解約が必要になるは、半年に1度のタイミングを逃さないように計画的に考えることが大切です。
ちなみに5年・7年契約の場合はこんな感じになってます。
3年・5年・7年契約のうち、『3年契約』が最も解約にかかる費用が安くなっています。
なぜなら新車に近ければ近いほど中古車としての価値が高く、再利用がしやすいから。
もし解約する可能性が少しでもある人は『3年契約』をおすすめします。
他社カーリースと比べると中途解約金は安い
解約金、高いわ・・・。
もしかしたら他社の方が解約金が安かったりしないの?
他社は逆に割高だよ。『中途解約禁止』『中途解約時は残り期間の利用料を全額支払う』という厳しい条件が設定されてることが多いんだ。
でもなんで他よりも良い条件が出せるの?
その秘密はメーカーとしてトヨタ自動車が支えていることに隠されているんだ。
KINTOはトヨタグループ直営のサブスクリプションサービスです。
そのためトヨタから安価で車の仕入れができるだけでなく、返却された後の再販ルートも確保されています。
つまり車を返却されても使い道があるから解約も受け入れられるということ。
他社は一度お金を払って買ってしまっているから、途中で返却されても支払ったお金が満額回収できなくて元が取れなくなるってことね!?
その通り!だから原則解約禁止になっているんだ。でもトヨタの場合は返却されても中古車KINTO ONEや中古車として販売することができるから有利なんだ。
\ 利用者急増中!/
解約金フリープランとは?
2021年12月から開始された解約金フリープランを使えば申込金を支払うことでいつでも解約できます。
申込金は利用料の一部にあたり、解約する場合にはその申込金が解約金として充当される仕組みです。
その分、初期費用フリープランより月額料金が安くなっています。
- 初期費用(申込金)として利用料の5か月分を支払う(クレジットカードのみ対応)
- 3年契約のみ(契約延長は可能)
- ボーナス払い不可
- 中途解約金無料
- 契約期間中の乗り換えは不可(乗り換えGO対象外)
- 契約終了時は返却or乗り換えor5年・7年に延長が可能
- 申込金を支払う分毎月の利用料は初期費用フリープランより安い
初期費用フリープランと解約金フリープランの料金比較
でも初期費用フリープランと解約金フリープランってどっちがお得なの?
解約をする予定がないなら、初期費用フリープランの方が支払う金額は少なく済むよ。解約金フリープランは万が一の解約に備えて保険をかけておくイメージだね。
▼初期費用フリープラン/解約金フリープランの料金の違い(車種:ヤリスクロス)
ヤリスクロスの場合 | 初期費用フリープラン | 解約金フリープラン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
3年 | 5年 | 7年 | 3年 | 5年 | 7年 | |
初期費用 | 0 | 0 | 0 | 223,000 | 342,000 | 461,000 |
1年目利用料 | 44,550 | 41,250 | 39,380 | 40,000 | 40,000 | 40,000 |
2年目利用料 | 44,550 | 41,250 | 39,380 | 40,000 | 40,000 | 40,000 |
3年目利用料 | 44,550 | 41,250 | 39,380 | 40,000 | 40,000 | 40,000 |
4年目利用料 | – | 41,250 | 39,380 | – | 34,000 | 34,000 |
5年目利用料 | – | 41,250 | 39,380 | – | 34,000 | 34,000 |
6年目利用料 | – | – | 39,380 | – | 28,000 | 28,000 |
7年目利用料 | – | – | 39,380 | – | 28,000 | 28,000 |
利用期間総額 | 1,603,800 | 2,475,000 | 3,307,920 | 1,663,000 | 2,598,000 | 3,389,000 |
初期費用 フリープランとの差額 | – | – | – | +59,200 | +123,000 | +81,080 |
初期費用フリープランと解約金フリープランの料金差を比較してみると車種により違いはありますが、概ね解約金フリープランの方が10万円前後高くなります(車種により異なる)
その差額は解約リスクに対する保険のようなもの。解約するつもりがない方は初期費用フリープランの方がお得です。
解約金フリープランは個人事業主や法人利用者におすすめ
じゃあどういう人が解約金フリープランを使うの?
個人事業主や法人におすすめかな。
解約金フリープランが『個人事業主』や『法人』におすすめな理由は事業の状況に合わせて柔軟に手放せるからです。
事業の内容が変わったり経営状況が変わると「車を使わなくなる可能性」や「手放したいタイミング」が発生します。
そのような場合に解約金フリープランならいつでも解約することができるのです。
逆に個人で利用する時は中途解約する可能性は少ないわよね。
うん、解約が全くできないわけじゃないから基本的には初期費用フリープランで問題ないよ!
初期費用フリープランで解約金が免除される条件
以前は初期費用フリープランのみだったので、3つのパターンについては中途解約金が免除されていました。
- 死亡もしくは傷害・疾病などにより運転困難になった場合
- 海外転勤に伴い、日本国内の居住者でなくなる場合(3年契約のみ)
- 運転免許証を返納した場合(3年契約のみ)
しかし残念ながら2022年6月末で②、③の条件は廃止され、解約金フリープランを使う方向に方針が変更されました。
条件付きとは言え、中途解約が無償で出来てしまうのはKINTOもかなりのリスクを背負っていたということでしょう。
KINTOの当初の想いは『使わない車にお金をかけて欲しくない』というものだったと思われます。
でも免許返納を控える人や海外転勤の可能性がある人は最初から「解約金フリープラン」を使えばいいだけよね!
その通り。使い分けができるだけでも他の他社より十分進んでいるからね。
よくある質問
その他解約に対してよくある質問をまとめました。
- 契約期間中に車が手狭になった。途中で別の車に乗りかえることはできる?
-
初期費用フリープランなら「乗り換えGO」という仕組みが使えるので、規定の手数料を支払うことで新しい車種に乗り換えが可能です。
3年プラン⇒18ヶ月目以降、5年/7年プランは36ヶ月目以降で乗り換えができ、手数料は以下の通りです。
- 契約期間が終わったら車はどうなるの?契約の延長や買取はできる?
-
契約期間が終わったら必ず返却する必要があり、車の買取はできません。
解約金フリープランの場合、3年/5年のタイミングで契約の延長が可能になっています。
もし契約満了後に買取を希望される場合は、もらえるカーリースがおすすめです。
- 契約した直後、やっぱりキャンセルしたいと思ったら「クーリング・オフ」が適用できるの?
-
車に関連する契約はクーリングオフの適用対象外です。
ただしKINTOの場合、申込即契約というわけではなく、審査⇒契約という手続きに多少の時間がかかります。
契約確定のボタンを押すまでは契約内容の確認ができるので不安のある方は、電話やリモートでのサポートを活用し、内容を確認した上で契約するようにしましょう。
KINTOの中途解約ルール まとめ
KINTOの中途解約のルールについて、理解はできましたか?
中途解約のルールをまとめると・・・
- KINTOには初期費用フリープランと解約金フリープランがある
- 初期費用フリープランは初期費用は無料だが、解約時規定の解約金が発生する
- 解約金フリープランはいつでも解約金無料(ただし申込金の入金が必要)
- 初期費用フリープランは個人利用、解約金フリープランは法人・個人事業主での利用がおすすめ
- 解約金は他社カーリースよりも割安
- 免許返納・海外転勤・運転困難の場合には無償で解約が可能
他社と比べると解約条件や解約金も安くて使いやすいですね♪
KINTOの解約に関するルールはおわかりいただけましたか?
不安が解消できたあなたは公式ページで好きな車を選んでみてくださいね。
\ 利用者急増中!/
もしまだ不安な方は管理人である私たちの体験談を読んでみると具体的な検討のイメージが湧くかもしれません⇩
以上、「KINTOの中途解約ルールとは?初期費用フリープランと解約金フリープランの違いを解説」でした。