
そろそろ車を買い替えなきゃならないな。
今年65歳になるし、次の車はどうするべきか・・・

そうですね。
車無しの生活もまだ考えられませんよね?

うむ。
ただ、視力や動体視力の衰えも感じてはいるんだ。
とは言え、免許返納はいつ考えるべきなのか。

事故を起こしてしまっては取返しがつきませんからね。
高齢ドライバーの事故等がよくニュースを賑わせていますから、最近はメーカーも安全機能を強化したり、新しいサービスも生まれてきているんです。

最近のクルマ事情を良く知らないから教えてもらえるかな?
特に高齢者向けの車というのはどのようなものなのか。

わかりました!おまかせください!
この記事では以下の内容をお伝えしていきます。
- 高齢者向けの車に求められること
- 高齢者向けの車選びで重要な3つのポイント
- 買い替え時に知っておきたいこと
- 高齢者におすすめのサブスプリクション
高齢者にとって安全かつ経済的な車を選ぶ方法のまとめとなります。自分の父親、母親が還暦を過ぎる30代~40代の方は特に必見です。
【結論】高齢者向けの車は「加齢による衰えをカバーできる車」を選ぶべき

高齢者向けの車選びで最も重要な事。
それは人間は加齢により衰えていくという事実を認め、車の性能でそれをカバーすることです。
「自分はまだまだ大丈夫だ!」と思っている人が多いと思いますが、近年は人生100年時代と言われるほど健康な高齢者の方が増えてきています。
しかし100年生きられる時代だからと言っても「身体機能の衰え」は残念ながら必ずやってきます。
具体的には以下のような機能の低下です。
- 視力(夜間視力)
- 動体視力
- 反応速度
- 視野の広さ
これらの機能の低下がやってくるということを理解した上で、車を選ぶ。
これは万が一の事があった時、自分の家族に心配をかける事や他人を危険にさらさないために必要な予防策と言っても過言ではありません。
「自分は大丈夫だ」という意地を貫くのではなく、人間の宿命としっかり向き合って対策を打っておくことの方が自然で納得感が得られるのではないでしょうか。
高齢者向けの車選びで重要な3つのポイント

それでは高齢者向けの車選びで重要な3つのポイントです。
- 安全性の高い車
- 経済的な車
- 免許返納を見越しておくこと
それぞれ解説していきます。
①安全性の高い車
上にも書いた通り、人間として必ず来る「衰え」がカバーできる車を選ぶことが重要です。
高齢者の事故原因として取り上げられるのは以下のような項目です。
つまり、75歳以上になると重大事故を起こす原因の大半が「身体能力の衰え」による運転ミスが原因となる可能性が高くなるということ。
これらの事故を抑制するための機能として「自動ブレーキ」「踏み間違い時加速抑制装置」が開発されています。
これらの装置を取り付けるとサポカー補助金で最大10万円支給してもらえます。
加齢による事故のリスクを抑制でき、かつ補助金までもらえるのですから、高齢者の方の車選びにおいて必須の機能であると言っても過言ではありません。
また運転のしやすさという意味では大きい車よりコンパクトな車の方が運転しやすいので小回りの利く車を選ぶというのも安全性を高める意味ではおすすめです。
②経済的
経済的な車であることも求められます。
人にもよりますが、年金+これまでの蓄えで暮らしている高齢者の方の立場で考えれば「車に高額なお金を投じる」ことはリスクが高いと言えます。
経済的な車の条件は以下のようなものになります。
- 燃費性能が良い
- 車両費が安い
- 維持費が安い
これらの条件を満たす、コンパクトハイブリッドカー等はおすすめです。
③免許返納を想定する
購入する時期にもよりますが、車は1度購入すると5~10年程度は乗るケースが多いです。
例えば68歳でクルマを購入したら75歳を超えてもその車に乗ることになります。
その間に視力が急に低下したり、何か病気を患ってしまう可能性は0とは言えません。
運転できなくなった時に車をどうするのか、いつ免許返納するのか等を考慮しておきましょう。
免許返納したら、車は要らなくなります。
その車をどうするのか(処分・売却・譲渡等)まで含めて考えておくと良いですね。
高齢者の車買い替え時に知っておきたい基礎知識

それでは高齢者の車を買い替える時に知っておくべき知識をご紹介します。
- 安全性能の最新動向
- サポカー補助金の内容・申請方法
- 高齢者はサブスク利用でいつでも解約可能
それぞれ解説します。
安全性能の最新動向
安全性能はここまで進化している!という事実をまずは理解しましょう。
最新動向としてトヨタの車の安全性能を中心に説明していきます。
自動ブレーキ機能

自動ブレーキの機能で重要なのは衝突の可能性がある場合に注意喚起し自動でブレーキをかけること。
衝突の危険性を感知する「カメラ」及び「レーダー(センサー)」が危険を感知した時に自動でブレーキをかけて被害を軽減してくれます。(トヨタプリクラッシュセーフティ)
感知できる危険は以下のようなシチュエーションです。
- 車両
- 歩行者(昼/夜)
- 自転車(昼)
- 交差点での対向直進車※
- 右左折時の横断歩行者※
- 低速時の自車直前にいる歩行者・自転車・車両(アクセル制御)※
- 車線逸脱(操舵支援)※
- 対向車(自動速度低減)※
※は搭載されている車種が限られます。
これらの機能が搭載されているので、身体機能の衰えを車の性能でカバーしてくれるというわけです。
色々なシチュエーションを想定して開発されているので、機能がない車に比べて格段に安全性が高まっていると言えます。
踏み間違い時加速抑制装置
近年増加傾向にある「ブレーキとアクセルの踏み間違い」の事故。
最新の車や後から取り付けができる装置を利用することで踏み間違い防止機能が働き、事故を抑制することができます。
<踏み間違い加速抑制装置で出来ること>
- 障害物検知時のアラート(ブザー・ランプ点灯)
- 障害物手前でのアクセル踏み込み時の加速抑制(超音波センサー)
- アクセルを強く踏み込んだ時自動的にクリープ状態となる
- バック発進時5km/h以上の加速時は加速抑制される
- 低速走行時(30km/h以下)にアクセルが踏み込まれた場合、加速を抑制
どのような場合でも強くアクセルが踏み込まれた時には加速を抑制してくれる点がポイント。
特に事故の多いケースを想定されて機能が作り込まれているので安心ですね。
アドバンスド パーク(高度駐車支援システム)

駐車が苦手な人は必見!
駐車したい場所を指定して、開始ボタンを押すだけで駐車動作をサポートしてくれる嬉しい機能が付けられます。※オプション
これで苦手な駐車のストレスから解放されますし、高齢者の運転であっても安心して駐車させることができますね。
レーンディパーチャーアラート(はみ出し警告&ハンドル操作サポート)

レーンのはみ出しを防止するという点では「ウインカー無し」で車線変更しようとする動作をした時にアラートを鳴らすことができます。
なおアラートのみの対応となっている車種と、ステアリング操作ありの車種があるので要注意。
安全面を考慮するならステアリング制御はあった方が良いでしょう。
個人的にはウインカー無しでの車線変更は禁止すべきだと思うので、全車種搭載しても良いのではないかと思います。
サポカー補助金の内容・申請方法
サポカー補助金とは?
サポカー補助金とは経済産業省による「安全運転サポート車普及促進事業費補助金」の事を指します。
近年の高齢者による事故が増加している現状を打破すべく設けられた制度です。
高齢者ドライバーの交通事故防止対策のため以下の補助金が受給できます。
- 対象登録車 → 最大10万円
- 対象軽自動車→ 最大7万円
- 対象中古車 → 最大4万円
- 後付け装置 → 最大4万円
サポカー補助金の受給条件

サポカー補助金の受給条件は以下の2点です。
- 対歩行者の衝突被害軽減ブレーキ
- ペダル踏み間違い急発進抑制装置
これらのうち1、2両方を取り付けた場合は全額、1のみの場合は減額されて支給されます。
また後付けのペダル踏み間違え防止装置を取り付けた場合も最大4万円の支給対象です。
参考:サポカー補助金概要(経済産業省)
申請手続きの方法

サポカー補助金の申請は対象車購入時と後付け時で流れが異なります。
対象車購入時は上記のように、車検証の使用者が書類を作成し、次世代自動車振興センターに郵送する必要があります。
ちなみに申請書はこんな感じです。

ぱっと見て分かりづらく面倒かもしれませんが記載しなければならない内容は以下の4点のみです。
- 申請者情報(氏名/住所/生年月日/電話番号)
- 免許証番号
- 補助金振込先口座情報
- 車検証記載情報
また添付する書類は以下の書類のコピーです。
- 免許証コピー
- 車検証コピー
- 購入証明書類(売買契約書/注文書/リース契約書/領収書のいずれか)のコピー
- 振込先口座の通帳コピー
行政手続きではありますが、意外と手間はかからないので安心して補助金を申請しましょう。
高齢者はサブスク利用でいつでも解約可能(トヨタKINTO)

免許返納時は解約金不要・車は返すだけ
高齢者ドライバーには実はサブスプリクションのKINTOがおすすめです。
なぜなら期間分の料金支払いのみで利用できるから。
※免許返納時の解約金が不要
高齢ドライバーの場合、急な視力の低下や運転が出来ない病気を患ってしまう可能性も0ではありません。
具体的にいつまで乗れるかわからない状況の中で車を新しく購入するというのはリスクが高いと思いませんか?
KINTOなら乗れなくなったら車を返却するだけですから、処分に困ることもなく安心です。
車検・メンテナンス・任意保険までコミコミで安心
解約金不要だけがKINTOのメリットではありません。
煩わしい車検やメンテナンス、任意保険の手続きまで毎月の定額料金の中で対応してくれます。
車を維持管理するのも大変です。
メンテナンス工場に連れていくだけで手入れしてくれるのは高齢者にとっても負担が少なく、快適なカーライフに繋がるのは間違いありません。
総合的に考えても高齢者の車をKINTOで契約するのは賢いやり方と言えます。
KINTOのサービスの詳細は【話題】トヨタKINTOを徹底解剖!メリット・デメリット・口コミまでくわしく解説という記事をご覧ください。
サポカー補助金も受給できる
上述した安全装置を装備することはもちろん可能で、その上サポカー補助金の申請も可能です。
申請が通った時点でまとまって現金10万円が振り込まれるというのは大きなメリットですよね。
安全かつメンテナンスの手間も不要で補助金ももらえるKINTO、是非一度検討してみてください。
高齢者におすすめ!安全装置付き自動車3選

ここからは高齢者におすすめの
- 安全装置付き
- 経済的
- 免許返納時に安心なKINTOで買える
という条件の揃った車を3車種ご紹介したいと思います。
ヤリス

ヤリスはコンパクトカーでありながら、ハイブリッドかつセーフティパッケージが選べるトヨタが近年力を入れている車種です。
燃費性能は35.8㎞/Lと抜群。
加えてサポカー補助金対応の安全機能がフル搭載されているため、高齢者でも安心して乗ることができます。
ハイブリッド+セーフティパッケージ+フルパッケージで月々56,650円(税込)で乗ることができます。※免許返納を想定する場合は3年契約となります。
アクア

アクアはハイブリッドカーの先進車種でボディサイズもプリウスより小さいため運転がしやすい車種になっています。
燃費はヤリスよりは少し劣るものの27.2㎞/L。
衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進等抑制装置は標準装備※です。
※一部グレード(S、Lグレード)はオプション扱い
ハイブリッドかつ、安全機能込みで50,380円/月(税込)で乗ることができます。
※免許返納を想定する場合は3年契約
詳しい見積やグレードの違いによる金額等をチェックしたい場合はKINTO 公式HPで金額のシュミレーションができますので気になる方は試してみてください。
カローラ(カローラスポーツ)

カローラは1966年から発売されているオールドファンにも馴染みのある人気車種。
そのカローラシリーズのスポーツタイプがカローラスポーツです。
属性としてはコンパクトカーであり、運転もしやすいボディ形状となっています。
ハイブリッドタイプかつ、安全装備も完備で燃費も30.0㎞/Lあります。
KINTOで購入する場合はフルパッケージで60,390円/月(税込)で乗ることができます。
懐かしいカローラに乗れるという意味では高齢者向けの車であるのは間違いありませんね。
まとめ

高齢者向けの車を選ぶ3つのポイントは「安全性能」「経済性」「免許返納時の対応の想定」です。
最新の安全性能を持つ車を選ぶことで運転者だけでなく周囲のリスクを減らすことができます。
経済的かついつでも免許返納に対応出来るハイブリッドタイプの車をサブスプリクションで契約する。
これが令和時代の高齢者向け自動車の選び方であると言っても過言ではありません。
高齢者の方が快適なカーライフを送れるように、新しい機能やサービスを積極的に取り入れていきましょう。
以上「高齢者向けの車選びで重要な3つのポイントを解説!知っておきたい買い替え時の注意点」でした。